夫の失業、狭く壁の薄い仮設住宅での生活、相談できるママ友の喪失、自由に使える時間やお金の減少…震災によって、小さなお子さんを持つお母さんたちには多大なストレスが降り掛かると懸念されました。
『石巻復興支援ネットワーク』は、 地元のお母さんたちに、社会と関わることで少しでも心に余裕を持ってもらおうと、家庭でできる手仕事づくりを始めました。その想いに共感したのが、関西でアクセサリー製作・販売をしている勇上澄子さん。自身も2児の母であり、赤ちゃんに引っ張られても切れないアクセサリー『SONRISA』 をプロデュースしています。 SONRISAと石巻復興支援ネットワークのコラボにより、石巻のお母さんによる手づくりアクセサリーブランド『Amanecer』(スペイン語で「夜明け」の意)が立ち上がりました。
コットンパールとゴールドビーズのゴムブレスは、アンティークな色合いとセミマットな質感、驚くほど軽いつけ心地で人気の商品。ゴムなので、料理をするときなどさっと外すことができます。家事や育児をしっかりこなしながらお洒落も楽しみたい、そんな女性たちにおすすめです。
ご購入していただく方を想像しながら、心を込めて、一つひとつ丁寧に作っています。綺麗に仕上がると、思わず微笑んでしまい、嬉しくなります。作る楽しさもあります。つながっているという感覚がとても勇気づけられます。私たちが作ったアクセサリーを多くの方々に購入していただく。あたたかいメッセージをいただくこともあります。とても感謝しています。
───── 神邊みゆき(つくり手)